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「システムを使いこなせない」からの脱却 ーベテラン揃いの組織が選んだ、”現場に任せすぎない”コンプライアンス管理ー

今回、お話をお伺いした方

ベストセレクトコンサルティング株式会社 安部 嘉一 様(写真)

 

課題

  • ベテラン社員が多く、PC操作や複雑なシステム設定に対して心理的なハードルが高いメンバーが多かった。
  • 既存システムは高機能でカスタマイズ性が高かったが、自由すぎて「何をどう設定すべきか」が現場の負担になっていた。

目的

  • 金融庁や保険会社の点検・検査を、誰が対応しても確実にクリアできる盤石な体制を構築する。
  • 「ここに入力すればOK」という迷いのないシンプルな動線を確保し、入力漏れやミスを物理的に防ぐ。

効果

  • 意向把握や商談記録の漏れを防ぎ、監査対応可能な強力な証跡を残す。
  • 募集人から「圧倒的に使いやすい」との評価を得て、現場の募集人からの全面的な賛同を得た移行を実現。

 

「我々はPCに詳しい人間ばかりではない。だからこそ、機能をカスタマイズして使いやすくするシステムよりも、最初からレールが敷かれているシンプルなシステムが必要でした」

そう語るのは、業務管理責任者として第一線で舵を取り続けてきた安部様です。経験豊富なベテランスタッフが集う組織において、守るべきは「お客様との信頼」であり、それを支えるのが「コンプライアンス」です。しかし、近年のデジタル化の波は、時として現場に過度なITスキルの習得を強いてしまう側面もありました。

安部様は、組織のコンプライアンス強化と業務効率化を両立させるため、仕組み(システム)で解決するという選択を決断した。本記事では、2025年秋から始まった導入プロジェクトの経緯と、2026年現在の運用状況、そしてそこから得られた確かな手応えについて、安部様に詳しくお話を伺いました。

 

 

組織の課題は「システムの複雑さ」と「スタッフのITリテラシー」のギャップ

——システム導入を検討されたきっかけや、当時の課題感を教えてください。

 

安部 様

一番の課題は、システムの「使い勝手」とスタッフの「スキル」が噛み合っていなかったという点です。私たちの組織は、保険の知識も顧客対応の経験も豊富なベテランが揃っています。しかし、正直なところPC操作や最新のITツールに詳しい人間ばかりではありません。

以前利用していたシステムも、業界内では非常に有名なものでした。非常に高機能で、自分たちで好きなように項目を増やしたり、プロセスを組んだりできる自由度の高さが売りでしたが、我々にはその自由度の高さがかえってハードルになっていました。「設定を変えれば便利になる」と言われても、そもそもその設定自体が現場には難しかったのです。

 

——「自分たちで作り上げる」ことが、逆に負担になっていたのですね。

 

安部 様

そうなんです。現場は日々、お客様との面談や保全業務で多忙を極めています。その中で、システムの操作方法を調べたり、設定を試行錯誤したりするのは困難でした。本来、システムは業務を助けるための道具であるはずなのに、いつの間にか「システムを使いこなすこと」自体が目的化し、スタッフの疲弊を招いていました。

 

決め手は、「入力すれば終わる」という圧倒的なシンプルさと監査対応への安心感

——多くのシステムが市場にある中で、最終的にMCエキスパートクラウド(以下、MCEC)を選ばれた決め手はどこにあったのでしょうか?

 

安部 様

大きく分けて2つのポイントがあります。1つ目は、「徹底した迷わせないシンプルさ」です。

MCECの画面を見た時、非常に直感的だと感じました。例えるなら、洗練されたWebサービスのインターフェースのように、「ここに数字を入れてください」「ここに商談内容を書いてください」という枠組みが、最初から過不足なく用意されています。自分たちで項目をカスタマイズしたり、難しい設定をしたりする必要がない。つまり、「決められた場所に入力していけば、勝手に業務が完了している」という作りになっています。

ベテランスタッフに求めるのは、高度なPC操作スキルではなく、お客様との誠実な対話です。MCECであれば、ITリテラシーに関係なく、誰でも迷わずに本来の業務を完遂できる。ITスキルに依存せず、すべてのスタッフがコンプライアンスを確実に守れる『仕組みの力』を評価しました。

 

——「現場に任せすぎない」という設計が、組織にマッチしたのですね。現場の方々から見て、特に分かりやすかったメリットはありますか?

 

安部 様

一番は「二重入力からの解放」ですね。これまではマネーキャリアの導入に伴い、共同募集案件は複数のシステムに同じ内容で二度打つ手間が発生していました。それがMCECに集約されることで解消されました。これは現場にとって、何よりも分かりやすく、嬉しい変化だったようです。

 

——二度手間の解消は、現場のストレス軽減に直結しますよね。そうした「効率化」の一方で、業務管理責任者として「安心感」の面はいかがでしょうか。

安部 様

そこが2つ目の決め手です。MCECには、法令遵守に必要な項目が網羅されており、しかもそれを入力しないと次のステップに進めないようになっています。 つまり、システムを使いさえすれば、誰が担当しても「正解」の記録が残る。この「システムを見せれば監査をパスできる」という状態を担保できることが、業務管理責任者として最大の安心材料でした。

 

——効率化だけでなく、仕組みが「正解」を導いてくれる。まさにITスキルに依存しない、盤石な運用体制ですね。

 

 

既存データからの移行と、スムーズな運用開始に向けて

——導入にあたり、データの移行や運用ルールについてはどのように進められていますか?

 

安部  様

長年蓄積してきた顧客データや契約情報を、新しいシステムへ移す作業については、正直なところ我々だけでは難しい部分がありました。ですが、そこは貴社のサポートチームが非常に手厚く伴走してくれました。

我々の負荷を最小限に抑えた形での移行プランを提示してくれました。スケジュールとしても、2025年9月からの並行稼働期間を経て、2025年11月を目処に完全移行するという、非常に現実的で無理のない計画を立てていただいたのが助かりました。

 

——「並行稼働」というステップを踏んだことで、現場の混乱は抑えられましたか?

 

安部 様

非常に効果的でしたね。「今日から全て変えます」ではなく、進行中の案件は旧システムで完結させ、新規の案件からはMCECで始めていくという「住み分け」の提案は、スタッフにとっても受け入れやすいものでした。

新しいシステムに対して「難しそうだ」と身構えていたスタッフも、実際に新規案件でMCECを触ってみると、「あ、これだけでいいんだ」と拍子抜けするほどスムーズに馴染んでいきました。2026年2月の現在では、旧システムからの脱却も完了し、組織全体の共通言語としてMCECが定着しています。

 

推奨商品選定や監査対応の「正解」がシステムに組み込まれている

——実際に運用を始めてみて、特に「ここが助かっている」という具体的な機能はありますか?

 

安部 様

特に注目しているのは、推奨商品の選定ロジックがシステム側で厳格に管理されている点です。金融庁の方針や監督指針は日々変化し、求められる水準も年々高まっています。以前であれば、そうしたルール変更があるたびに「今はどういう説明が必要か」「システムの設定をどう変えるか」を自分たちで考え、修正しなければなりませんでした。

しかしMCECは、システムのアップデートを通じて、常に最新の法規制や業界のスタンダードを反映してくれます。我々がいちいち「制度がどう変わったか」を調べてシステム改修に頭を悩ませる必要がない。この安心感は代えがたいものです。

 

——本業に集中できる環境、ということですね。

 

安部 様

 その通りです。我々の本分は、お客様に最適な保険をご提案し、万が一の際にお守りすることです。事務作業やシステムの設定作業に時間を奪われるのは本末転倒です。MCECを導入したことで、スタッフの意識も「どう入力するか」から「どうお客様に向き合うか」へと再びシフトしたように感じます。

 

誰もが「正しく、迷わず」業務ができる体制へ

——最後に、今後の展望や、システムを活用してどのような組織を目指していきたいかお聞かせください。

 

安部 様

まずは、2025年秋から始まったこの新しい運用を、一過性のものにせず、スタッフ全員がストレスなく無意識にこなせるレベルまで昇華させたいと考えています。日々の入力が漏れなく行われることが、結果として組織の健全性を証明することになります。

そして何より、いつどのような監査が入ったとしても、「弊社の管理はこのシステムで行っています。中身を見ていただければ、全てが適正であることがお分かりいただけるはずです」と胸を張って言える状態を、組織のスタンダードにしたいですね。

 

——業務管理責任者として、揺るぎない自信を持てる状態ですね。

 

安部 様

そうですね。その先の展望として、我々と関わりの深い企業さんたちも、同じプラットフォーム「MCマーケットクラウド(案件配信システム)*1」で繋がってくれたら嬉しいなと思っています。 複数の代理店が共通の優れたシステムを使うようになれば、オンラインでの案件連携も今よりずっとスムーズになり、業界全体にとってプラスになるはずですから。

(*1)「MCマーケットクラウド(案件配信システム)」とは:業務効率と成約率課題を同時に解決する、アポ配信企業向け案件配信システムです。これまで100社以上の保険代理店と共同募集をしてきたマネーキャリアのノウハウが詰まっています。

 

——安部様、貴重なお話と嬉しいお言葉をいただきありがとうございました。MCECは単なる管理ツールではなく、代理店経営を支える「インフラ(OS)」でありたいと考えています。安部様の組織が、システムという強力なレールの上で、より強固なコンプライアンス体制と高い業務効率を実現できるよう、2026年以降も全力でサポートさせていただきます。

 

安部 様

ありがとうございます。我々のようなデジタルの専門家ではない、現場第一の組織にとって、これほど心強いパートナーはありません。今後とも末永いお付き合いを期待しています。

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